曹洞宗岐阜県青年会

Facebook新着情報

第25期 曹洞宗岐阜県青年会 挨拶

会員諸老師、諸宗師におかれましては益々ご清祥にてご接化の段、大慶至極に存じ上げます。
この度の定例総会にてご推挙を頂戴し、第二十五期会長の任に当たらせていただくことと相成りました。私自身もとより浅学菲才の身ではございますが、事務局一同力を合わせて曹洞宗岐阜県青年会の発展に尽力していく所存でございますので何卒格別のご法愛ご支援を賜りますようお願い申し上げます。


さて、皆様ご承知のようにこの二年以上にわたる新型コロナウィルスの蔓延は、私達の生活を一変させてしまいました。今もライフスタイルはもとより、仕事、教育の場といったありとあらゆる分野で多大な影響をもたらし続けています。それは私達寺院の活動におきましても例外ではありません。しかし、どのような状況にあったとしても、葬送やご供養の重要さは言うに及ばず、お釈迦さま、道元禅師さまよりの正伝の仏法を広く皆様に説いていくことを停滞させる訳には参りません。有難いことに現在ではネットやSNSなど私達が気軽に扱える情報発信ツールが多数あります。そういったものを上手く活用することも含め、青年僧侶だからこそ出来得る布教活動などについても相互に活発な意見交流が出来たらと思っております。


このコロナ禍で私個人といたしましては、人と人とが実際に空間を同じくし、顔と顔を突き合わせ、生きた言葉を交わし合うことがいかに大切で素晴らしいことなのかを再認識させられております。昨年の十一月、第四十五回東海管区曹洞宗青年会大会の事業である「コロナ禍終息祈願写経プロジェクト」の大般若祈祷法要が多治見市安養寺様を会所に勤められました。本来であれば管区青年会諸宗師、県内青年会会員が参集するところでありましたが、感染状況を鑑みて当青年会理事会員のみでのお勤めとなりました。その際、オンライン会議ではいつも顔を合わせているメンバーではありましたが、久しぶりに生きた言葉を交わしたときの嬉しさ、そして理事のみとはいえまさに「大衆一如」となってお勤めするご祈祷法要に本当に有難い気持ちになったことを昨日のことのように思い出します。


当事務局といたしましては先ずはコロナ禍で失われたこの「大衆一如」のお教え、その感覚を青年会会員諸師と再び分かち合えるような青年会活動を行っていけたらと強く願っております。


僧写真

第25期曹洞宗岐阜県青年会 会長 亀山 和浩
事務局員一同

最後になりますが、会員諸老宗師におかれましては今後とも当会の活動に対しまして格別のご法愛ご支援を賜りますことを再度お願い申し上げまして会長就任のご挨拶とさせていただきます。
合掌